「あっ!スキムミルクがない!」
「ミルクというくらいだから、牛乳にして大丈夫?でも分量が変わってしまわないか心配」
パン・お菓子を家で作ろうと思ったら、買い忘れてしまった・・・という時。困りますよね。
結論からいうと、スキムミルクは家にある材料で代用することができます。
どんな材料が代用品にできるのか、気になりますよね?
そこで今回は、
- スキムミルクを牛乳で代用する方法
- スキムミルクの代用品になる材料
をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
スキムミルクとは
スキムミルクとは、いわゆる「脱脂粉乳」のこと。牛乳から水分と脂肪分を取り除いて粉末状に加工したものです。
牛乳に比べて「長期保存できる」「安い」というメリットがあります。
スーパーでは、製菓コーナーなどに置いてあることが多いです。
パンのレシピでは、バターロールや食パンなど、ミルク風味の強いパンに使われます。
バターロール1回分(約8個)で、使うスキムミルクの量はおよそ10g。
パン作りを始めたばかりでとりあえず用意してみようという場合は、通常サイズのスキムミルクを用意するのがちょうどいいと思います。
スキムミルクは牛乳で代用できる!
スキムミルクって、家にない場合も多いよね。
ほかの材料で代用できないかな?
スキムミルクが元は牛乳だから、牛乳で代用できるよ!
なるほど!
でも、レシピの分量をそのままは使えないからね。
水分とか調整しないといけないよ。
どう置き換えたらいいのかな?
スキムミルクを牛乳に置き換えるときは、以下のようにします。
- 牛乳:スキムミルクの10倍量を用意する
- 水分:牛乳の90%分を減らす
スキムミルク10gの場合
- 牛乳を100g(スキムミルクの10倍量)
- 水の分量を、90g減らす(牛乳100gの90%=90g)
レシピ例で解説してみると、こんな感じ。
牛乳に置き換えた分量が80gなので、そのうち90%(=72g)を、元の水の分量120gから減らしています。
水分量の変更は忘れないように!失敗の原因になります。
牛乳を、スキムミルク分量の10倍に置き換える理由は、牛乳の重量の10%がスキムミルクの分量(=無脂乳固形分)に相当するためです。
こちらの書籍を参考にしています。詳しく知りたい方は、一度手に取ってみてください。
スキムミルクの代用品4選
牛乳以外にも、スキムミルクの代用品として使えるものがあります。
- 赤ちゃん用粉ミルク
- コーヒー用粉ミルク
- 豆乳
赤ちゃん用粉ミルク
卒乳して不要になったり、試供品が余ったりなどで使い道がなくなってしまった乳児用の粉ミルクは、スキムミルクの代わりとしてそのまま使うことができちゃいます。
代用する場合は、スキムミルクと同量でOKです。
スキムミルクの成分に加えて、赤ちゃんの成長に必要な栄養素なども含まれているので、より栄養価が高いです。
余らせたスティックタイプ…捨ててしまったのはもったいなかった!
コーヒー用粉ミルク
コーヒー用の粉ミルク(クリーミングパウダー)もスキムミルクの代わりになります。
代用する場合は、こちらもスキムミルクと同量でOKです。
クリーミングパウダーを使う場合、成分によって仕上がりが少し変わります。
主原料が乳成分の場合は、よりリッチな味わいになります。
乳成分が主原料なのは、森永のクリープです。
主原料が植物性の場合は、ライトな味わいになります。
豆乳
豆乳も代わりとして使うことができます。(ただし、おすすめはしません!)
牛乳と比べると仕上がりが変わることが多いです!
使う場合は、牛乳と同じく
- 豆乳:スキムミルク分量の10倍
- 水:もとの分量から、豆乳分の90%を減らす
のように置き換えてくださいね。
スキムミルクはなぜ入れるの?
パン作りでスキムミルクを入れる理由は、以下の3つ。
- パンにミルクの風味と香りをつける
- 焼き色を濃くする
- 牛乳を使うよりも、脂肪分を抑える
牛乳でも代替できますが、スキムミルクのほうが常温で長期保存できる、安いというメリットがあります。
レシピで「スキムミルク」とある場合は、なるべくスキムミルクを使う方がおすすめです。
詳しくは「」でも解説しています。
スキムミルクの代用品まとめ
今回は、パン・お菓子のレシピで「スキムミルク」を代用する方法を紹介しました。
牛乳で代用する場合は、以下のように分量を調整しましょう。
- 牛乳:スキムミルクの10倍量を用意する
- 水分:牛乳の90%分を減らす
また、牛乳のほかにも「粉ミルク」「クリーミングパウダー」「豆乳」などでも代用が可能です。
あっスキムミルクを買い忘れちゃった!というときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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