産休・育休中の時間を有効活用するために、資格を取ろうと考えるママは多いはず。
たしかに、まとまった時間をとりやすい育休中は、勉強をするチャンスです。資格取得にチャレンジするのはとてもおすすめです。
育休中に何かパワーアップしたいなら資格をとるのはぴったりですよね。
(わたしは一度勉強して、挫折をしてしまった身ではあるのですが…)
そこで今回は、育休中に「国家資格」を取ることはできるのか?について紹介したいと思います。
先に結論を言ってしまうと、育休中の国家資格の取得は難しいです。そのかわり、他の資格(公的資格、民間資格)であれば十分、それも複数取ることを目指すのも可能です。
この記事では、なぜ育休中に国家資格を取ることは難しいのか、育休中に取るならどんな資格がいいのかについて紹介していきます。
国家資格ってそもそもどんなもの?
資格にも、「国家資格」「公的資格」「民間資格」と大きく3種類あるのをご存知でしょうか。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
種類 | 特徴 | 代表的な資格 |
---|---|---|
国家資格 | ・国や機関が、法律に基づいて実施する試験 ・社会的信頼性が一番高い | 普通自動車運転免許 司法試験(弁護士) 公認会計士 中小企業診断士 保育士 |
公的資格 | ・取得すると一定の能力があると認められる ・キャリアアップに強い | |
民間資格 | ・協会、団体、企業などが独自の審査基準で任意で認定する ・キャリアアップにもなる ・生活に役立つ/趣味の幅を広げるものが多い ・実施団体や資格の認知度によって信頼性が変わる |
なかでも国家資格は、社会的信頼性が高いです。また、弁護士や建築士など、持っていないとその業務ができない特別な仕事もあります。
ちなみに、普通自動車の運転免許も国家資格です。
国家資格のなかでも、日本で一番、持っている人が多いんですよ
育休中に国家資格をとるのは難しい
国家資格は社会的信頼が高いぶん、ハードルも高く、簡単に取ることはできません。
結論、育休中に思い立って勉強を開始して取ることができる国家資格はほとんど無いと言ってもいいです。
- 受験資格の条件を満たす必要があるものが多い
- 試験日、試験地が指定されているものが多い(年に数回など)
- 実技が求められるものもある
- 試験までに勉強や実技の準備時間が必要
赤ちゃんのお世話をしながら、試験日までに準備をして、試験当日に試験会場まで行き試験を受ける…って正直めちゃくちゃ難しくないですか?
ただ、あなたがこれまでの仕事や勉強でバックグラウンドがあるのであれば、可能性はあります。
赤ちゃんのお世話をしながら勉強するのは相当ハードルが高いと思いますが…
国家資格は、「その仕事に就きたい」「自分がやりたいことをするためには必要」といった、明確な目的を持たないと取ることは難しいです。それくらい審査基準が厳しいです。
相応する勉強量・準備期間が求められるからこそ、高い社会的信頼性があるのが国家資格だといえます。
育休中に取るならどんな資格?おすすめも紹介
育休中に資格をとりたいのであれば、まずは目的から決めましょう。
育休中に資格を取るママに多い目的
- 仕事のキャリアアップにつなげたい
- 転職に活かしたい
- 子育て・家族に活かしたい
- 趣味の幅を広げたい
- 特技をつくりたい
目的を考えることで、資格取得に向けた自分のモチベーションを確認してみることはとても大事です。
勉強などの準備の時間をつくるために、まずは自分にとってどれくらい必要なのかを考えてみよう!
目的を確認したら、それに合わせて取りたい/取れそうな資格を探しましょう。
資格によっては、指定のカリキュラムを修了すれば資格がもらえるというものもあります。
カリキュラム修了でもらえる資格の例
- 食育アドバイザー
- 食育インストラクター
- リトミック指導員資格
また最近は、在宅でネット受験で受けられる資格も増えてきています。育休中のママでも比較的に取りやすいですよね。
試験日の設定がないものは、自分の都合に合わせて受験もできますよ
自宅からネット受験ができる資格の例
- ビジネスマネジャー Basic Test
- 旅行地理検定
- 食育アドバイザー
ここからは、育休中のママにおすすめな資格を、目的別に紹介します。
キャリアアップ・転職に活かせる資格
公的資格
- 日商簿記検定
民間資格
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 秘書検定
- 医療事務・調剤薬局事務
子育て・家族との生活に活かせる資格
育児や教育、食事に関する資格を集めてみました。
子育てに関する資格
乳幼児救急救命支援員 | 子どもの命を守る基礎的な知識と技術を学ぶ (事故予防、病気やケガへの応急手当、心肺蘇生など) |
知育レクリエーションインストラクター | 子どもの知性(IQ)と感性(EQ)を高める知育レクリエーションの知識とスキル |
ベビーシッター | 育児の経験を仕事としても活かせる |
食に関する資格
食育アドバイザー | 食育、食品の安全性、栄養学などの知識と実践力が身に付く |
食育インストラクター | 食育の基礎を学び、 |
幼児食インストラクター | 子どもの成長にあわせた幼児食の進め方や対処法を学ぶ |
ベジタブル&フルーツアドバイザー | 野菜&果物の、旬・栄養・調理・保存方法・食べ合わせなどの生かし方を学ぶ |
趣味・特技を広げる資格
食に関する資格
パン・ブーランジェ | パン作りの基礎から学んで、最終的にはパン教室が開けるレベルに |
家庭料理スペシャリスト | 調理の基礎から食育の知識まで、料理のコツと技を幅広く学ぶ |
野菜ソムリエ |
趣味に関する資格
ハンドメイドアクセサリー | 教材キットで手を動かしながら知識とスキルを身につける |
ハーバリウム認定講師 | インテリアフラワーのハーバリウムのワークショップを開けるスキルを身につける |
ジェルネイル認定講師 | 教材キットでプロのジェルネイル技術を学んで身につける |
まとめ
今回は、育休中に国家資格は取ることができるのか、育休中にとれる資格について紹介しました。
比較的に時間を取りやすい育休中は、資格取得の勉強をするチャンスと言えます。
しかし国家資格は社会的信頼が高い資格であるからこそ、ハードルも高く、勉強量なども求められます。そのため、育休中にとろうと決めて勉強を始めても難易度はかなり高いです。
育休中に資格取得を目指すなら、仕事・子育て・趣味など何に生かしたいのかという目的をまずは決めましょう。
どの資格をとるかは、この記事でおすすめしたものを参考にしてみてくださいね。
しおむすび(@shiomusubi_en)
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