少し先に入社した先輩ワーママ、実は育休明けに転職してきたんだよね
そうなの。
思わず「どうやったんですか?」って詳しく聞いちゃった!
結論からいうと、育休中に転職活動をして、新しい会社で職場復帰をすることは可能です。
私の例ではなく先輩ワーママの例ですが…、どんな風に転職活動をしたのか教えてもらいました。その方法を紹介しちゃいます。
正直、かなり裏ワザ的な方法です。
「制度の悪用だ!」と不快に思う人もいるかもしれません。
本記事は、この方法を推奨しているわけではありません。
「ひとつの実例」として紹介していることをご了承いただける方だけ、この先をお読みください!
【実例】育休中に転職した方法
育休中に転職活動をした先輩ワーママ。
前の会社を退職&今の職場で復職するまでの、具体的なステップを紹介します。
認証/認可外の保育園に絞って保活を行いました。
国の認可を受けていない保育所です。
聞こえが悪いかもしれませんが、法律で定められている国の基準*を満たしていないというだけ。
実際は各都道府県の認可を受けているので、安全面に不安があるわけではありません。
認可に比べると保育料が高めですが、自由度が高く、様々な設備や制度があるなど利用者のメリットが大きいことも多いです。
認証保育園は、認可外の中でも東京都の認可基準をクリアした園のことです。
(東京都以外の道府県にはありません)
認証/認可外保育園に絞る理由は、認可保育園と違って就業証明書の提出が不要だから。
就業証明書がいらないということは、保育園が決まっても会社への報告義務がありません。
つまり、今の会社にばれずに子どもを保育所に預けることが制度上可能なのです。
法律の基準を満たして、国からの認可を受けている保育所です。
運営費などの補助が国から出ているため、保育料が安めです。
その分、申し込みが自治体になるので、就業証明の提出や通園条件などの制約を守らないと利用を続けることができません。
保育園は認証/認可外保育園を狙いますが、認可保育園にも申し込みは必要です。
なぜなら、不承諾通知をもらう必要があるから。
不承諾通知があると、会社に対して「保育所に入れなかった」という退職理由の大義名分を作ることができます。
人気の高い園をひとつだけ申し込むなど、絶対に入園できないような申請をするのが無難です。
保活と合わせて、転職活動をします。
子どもの預け先が決まっても、肝心の職場がなければ意味がありません。
転職活動は、転職サイトと転職エージェントの併用を強くおすすめします。
自分ひとりで行うよりも、転職活動のスピード感が格段に上がります。
面接日程の調整などトータルサポートをしてもらえて、手間が最小限になってかなり効率的です。
非公開求人を紹介してもらえることもあるので、よりいい条件の求人を見つける可能性が上がります。
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新しい勤め先が決まったら、今の会社を退職しました。
認可保育園の不承諾通知があれば、「預け先の保育所が決まらなかったため」という理由を作ることができます。
(もちろん実態としては、認証/認可保育園の預け先を確定させています)
引き留めがあるかもしれませんが、「この機に子どもと長く向き合いたい」など前向きな理由を伝えて意思がかたいことを伝えるのがよいです。
双方が納得して、なるべく平和な退職になるようにするのが大切です。
無事、今の会社を退職できたら、子どもは認証/認可外保育園に入園し、自分は新しい職場に入社します。
この時、新しい職場の入社時期は「慣らし保育の後」になるよう交渉して設定しておくのが大事です。
転職後すぐは有給がつかないことも多いので、子どもが保育園に慣れてきた頃に入社するほうがいいです。
慣らし保育には2週間〜1カ月をとっておくと目安としてベスト。
育休中の転職に必要な条件
上記で紹介した先輩ワーママの転職方法では、クリアしなければいけない条件が3つあります。
- 認証/認可外保育園の内定をもらう
- 認可保育園の不承諾通知をもらう
- 育休延長前に、新しい会社の内定をもらう
育休中に転職をするなら、預け先は認可外保育園のほうがいいです。
認可保育園だと、内定した段階で親の勤務先情報を自治体に提出する必要があります。
申請書には会社に記入してもらう欄があるため、保育園が決まったことが会社にバレてしまいます。
認可外保育園であればそんな手続きは不要です。
自分から報告さえしなければ、保育園が決まっているかどうかを会社は知ることができないのです。
また、転職活動は育休延長前(子どもが1歳になるまで)には終わらせておきましょう。
認可保育園の不承諾通知があれば育休延長はできますが、認可外保育園が決まっている場合は延長ができません。
給付金の不正受給になってしまうので注意!
育休中に転職してもいいのか?
先輩の転職方法を一言でいうと、
『認可外保育園に預けて、会社には保育園が決まっていることを伏せて退職し、新しい職場に転職する』
というもの。かなりのパワープレイです。
「こんな方法を実際にやる人がいるんだ…!」と正直驚きました。
ただ、ここまでやらないと転職しにくいというのがリアルな現実だったりするのだなと思います。
そもそも育休は「子育てを理由に一時的に休職する」というものなので、元の職場に戻ることが前提です。
休職して給付金をもらいながら転職活動をするというのは、今の勤め先に対する裏切りといえるかもしれません。
でも育休中に将来のことを考えて、仕事を変える決断をしたくなる気持ちも痛いほどわかります。
出産して実際に子育てをするうちに、価値観が変わることがあるのは当たり前です。
制度から見ると元の職場に復職するのが望ましいですが、よく考えた上で転職にたどり着くというのは
「ひとりの女性が働きやすくなる」のであれば、社会全体から見たらプラスになると私は思います。
育休中の転職はかなりのエネルギーが必要。
自分の納得と覚悟があるのであれば、踏み切っていいと思う!
育休中の転職は計画と実行力がカギ!
育休中の転職を実現した、先輩ワーママの実例を紹介しました。
- 保活は、認証/認可外保育園に絞る
- 育休終了までに内定をもらう
この2つをクリアすることがポイントでした。
裏ワザ的な方法ではありましたが、制度をうまく使えば会社にバレずに平和な転職ができます。
そのかわり、転職はただでさえかなりエネルギーが要るのに、育休中の転職であればさらに必要です。
計画力と実行力をフルで発揮する覚悟があれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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